台湾旅行記一日目
深夜0時頃から空港で仮眠をとった。
7時頃、空港のコンビニで朝食を買う。おでんの卵は殻付きだった。おにぎりの味もちょっと変わった感じ。何気なく買った緑茶がとんでもなく高かった。(1L500円くらい?)
空港の外で自転車を組み立てようとしていると、「それは犯罪だ。警察に捕まるぞ!」とおじさんに怒られたので、(この一言が通じるまでお互い片言の英語で必死に喋ってた)台北駅までバスで移動。
厳重な梱包の甲斐あって、故障なし!駅で組み立てていると清掃員のおっちゃんが無言でずっと見つめてくる。「Hello?」と話しかけてみても無言。こわっ!ほぼ完成したところで台湾語で話しかけてきた。ちなみに台湾語と中国語(北京語)はかなり近い。でもごめん、何言ってんのかわかんないけど!紙に漢字で書いて、なんとなく通じ合うことに成功。「自転車で一周するの?」的なことだった。
自転車を組み立てていたときにフロントブレーキを変に弄ってしまって片方が動かなくなってしまった。自分で直しきれなかったので、本場のジャイアントストアで見てもらった。台北ではあまり自転車は走ってないんだけど、たまに見かける自転車は、ほぼすべてgiantだ。ママチャリさえも。びっくりした。ジャイアントストアはデパートの三階にあるんだけど、そこまでエレベーターを使って、さらにはフロア内を押して行けるのは感動した。
昼ご飯は側にあったご飯屋さん。「鮮蝦大雲呑湯(麺)」読み方が分からないので、「This one, please.」と指さしながらオーダー。エビのワンタン麺だった。80TWD(台湾ドル)、320円くらいかな?美味でした。
日本では見ない光景が多い。適当に走ってるだけで楽しかった。台北はしかし自転車が走るべき街じゃないね。暴走する原チャリ軍団、スレスレを攻めてくるバスやタクシー。何度か危ない目に遭い、車道で走ることをすぐに諦めた。歩行者優先なんて考え方はないんだねぇ。日本は恵まれてる!
台北101に行ってみた。高層のショッピングセンター。チケットを買い、90階くらいの展望所に上がった。台北は大都会だな、と上から眺めながら思った。360°、すべてビル尽くし!
それからホテルのチェックインを済ませ、華西街夜市に行ってきた。異文化をディープに体験できて感動した。観光客もけっこういるけど地元の人も普段からここで食事をしてるみたい。牛そぼろ乗せ飯、炒飯、鶏肉の定食とかをオーダーした。好吃。炒飯以外読み方がわかんないので、例のごとく「This one.」でなんとか。日本語喋りてぇー!ほとんど日本語喋れる人いないんだよな。夜市の中には蛇料理を出してるとこがあってビックリ!蛇の血とか、食べる人いんのかよ。いろんな発見があってすごーく楽しかったです。


台湾旅行記二日目
台北駅付近から南港まで走り、頼まれていた自転車の展示会を見に行った。ろくに外国語しゃべれないのによく行ったな!と自分でも思う。世界中のいろんなメーカーが展示会に出品していた。世界各地の自転車業界の関係者が見に来ていて、台湾は自転車が盛んなのだなと改めて感じた。
昼過ぎからは九份を目指して走った。ここからがサイクリングの本格的なスタートやね。今まで危なくてろくに車道走れなかったから。見ると「環島(台湾一周の意味)」と書いてある看板が!giantの社長さんは偉大だぁ!
途中で猴硐猫村という村に立ち寄った。ネコがいっぱいいて、のんびりした場所。和ませていただきました。かき氷屋があったんだけど、店のおばちゃんは台湾語しか喋れない。僕は台湾語分かんないので、もう適当にニュアンスで注文完了。おばちゃんチョイスのかき氷は小豆が多めだった。
それから九份まで、ずっと坂!8kgのリュックサックで坂はきついぜ。しかもディレーラーハンガーの不調か、フロントをインナーに落とすとチェーンが落ちてしまった。なんてこったい!なのでフロントギアは真ん中・アウター縛りである。店に持って行かんとな。
九份になんとか到着。民宿にチェックイン。ここでも言葉が通じず、民宿の奥さんはGoogle翻訳を使ってんだけどこれが迷翻訳。なーに言ってんのかさっぱりわかんねぇ!10分以上かけてなんとかチェックインとか説明が終わった。
そっから外に出て観光。九份の町並みは赤い提灯がいっぱい灯されていて、まるで「千と千尋の神隠し」の世界みたい。ここで食べたら豚にされるんかな。構わず腹いっぱい食べた。日本人観光客がかなりいて、日本語がよく聞こえてきた。店の人もしばしば日本語が使える人がいるようだ。雰囲気が独特ですごく楽しかった。


台湾旅行記三日目
民宿で朝食をいただいた。紅茶、お好み焼きのような食べ物、それとデザートに芭楽(グァバ)。グァバを初めて食べた。リンゴと瓜を掛け合わせて食物繊維豊富にした感じ!おいしかった。
九份を出発し、雨の中走る。台湾では雨がよく降る。特に今は雨期らしい。コンビニで補食を買った。クレジットカードが使えるはずだけど反応せず、そしてお互い言葉が通じないのでとても困った。
50kmくらい走ったところで港の食堂に寄った。70TWD(280円くらい)の炒飯をいただいた。本場の炒飯うまいっ!
ところで、台湾には放し飼いの犬が多い。しかも大型犬。狂犬病とかあるらしいけど大丈夫なのか!?!?あと蚊がすでにいる。いっぱい刺されてます(*_*)
無料の足湯にも浸かってきた。桜島みたいな感じ。
そして宜蘭(イーラン)のゲストハウス到着。とても素敵なところ!オーナーさんの家らしい。ここで台南からやってきたという国防学校(軍人教育機関かな?)の学生(2、30代)と出会った。彼はAndyという台湾人だ。彼が英語を少し話せるようで、Google翻訳を使いながら英語で会話をした。台湾語話せるようになりたいなぁ~。そして二人で夜市に夜ご飯を食べに行った。「予算があるのであまり高い食べ物は買えない」と言うと、「奢ってやるよ!」と言われ、鴨肉が入った麺料理、芭楽、有名らしいアイスクリームを奢ってくれた。どれもとてもおいしかった。謝謝!
Andyとはいろいろ話をした。彼は登山好きらしく、僕がモンベルのレインウェアを着ていたので羨ましがって「モンベル欲しいんだけど台湾で買ったら高いんだよー」と言っていた。
また、「日本人は静かで大人しい。駅の中とかで。」と言ってきたので、「僕にとってはそれが普通の状態で、台湾人のおしゃべりは声量が大きく感じる」と言うと、「たしかにそうだね!喫茶店で静かに落ち着きたいのに台湾ではそれができない!」と言っていた。
ゲストハウスにたどり着いたのが11時近く、とても眠かったので先に部屋で寝させてもらった。


台湾旅行記四日目
午前中はAndyと一緒にイーランの観光をした。ゲストハウスの傍で出会ったおばあさんとその孫も一緒に、羅東林業文化園区という巨大な自然公園(兼スポーツパーク)へ行くことになった。孫の女の子(7歳)はカナダで勉強しているらしく、英語がとても堪能だった。そのため彼女が僕らの翻訳者となり観光を楽しんだ。ちなみに彼女は児童用のLivに乗っていた。
お昼ご飯は日本式焼肉だった。ここでもAndyが奢ってくれた。めちゃくちゃ感謝してますAndy!いろんな面で親切な人だ。とてもおいしかった。彼はあまり英語が喋れないけど熱心にGoogle翻訳で質問をしてくれる。お陰で少し台湾事情に詳しくなれた。warm showersというアプリ(サイクリング先でホストを探すアプリ)で連絡を取り合っていた人と会う約束をしていたので、午後3時に駅に来てもらい、Andyとは別れを告げた。彼の名はKen。地元の28歳男性。Kenの車に乗せてもらい、地元の有名な食べ物をいろいろ食べさせてもらった。豆腐がスイーツとして出てきたときはビックリしたなぁ。Kenはとても流暢に、ときどき言っている意味が分からなくなるくらいスラスラ英語を話す。聞くと台北大学(台湾トップ大学)出身だという。彼は以前にもドイツ人やイギリス人サイクリストを泊めたことがあるらしい。彼に鉄板焼きをごちそうしてもらった。そして夜市も案内してもらった。すべての町に夜市はある。結局今日は一ドルも使わなかったな(^^;)親切が心に沁みます。。
そして彼もモンベルグッズやスポーツグッズが欲しいらしく、どのオンラインストアを使えばいいのかをめっちゃ聞いてきた。台湾ではあまりスポーツショップがないそうな。さらに日本に観光に行ったときに、どのチェーン店がおいしいか、聞いてきた。一蘭とかくら寿司とかに日本に行ったときによく食べるんだって。
シャワーを借りて、洗濯までさせてもらった。ありがとう、Ken。
(結局今日はまったく走っておりません!!本来、旅ってこんな風にのんびり過ごすべきだと思う)


台湾旅行記五日目
Kenが朝ご飯に、具が米に包まれた食べ物と豆漿(少し甘めの豆乳)をくれた。日本の豆乳より飲みやすかった。彼は仕事があるのでお別れをし、今日は120km先の華蓮(Hua lian)に行く。昨日、華蓮まで自転車で行く、と現地で会った人に言うと、「やめとけ!道も危ないしずっと上り下りが続くぞ!電車で行った方が良い」と言われていたが、輪行が面倒だったので自転車で行った。景色もいいらしいし。

…後ほど彼らの言っていた意味が分かった。人が通らない道なので車もバンバン飛ばしているし、上りがけっこうある。後からストラバで確認してみたら獲得標高2400m!しかも重ーいバックパック&ごつーいタイヤで。なかなかしんどかったです(*_*)
道を走っていると同じく環島をしている人に対向からけっこうすれ違う。すれ違う時に親指を立ててくれる。言葉は通じないけど、同じ目標で頑張ってる共通点があるっていいね。肩にバーンと入れ墨を入れている兄ちゃん二人組がめっちゃ元気に応援してくれた。台湾語で話してくるので、「我是日本人」と、数少ない知ってる言葉を言うと、兄ちゃんは「我是台湾人」と返してくれた。
数日前に買っていた食パンの消費期限が今日だったので昼ご飯にした。安くてカロリー高いっていいよねー。
途中で冷泉公園にも寄った。人がいなくて貸し切り状態。ラッキー。
山を走り抜け、新城という町に入った。すごくオススメされていたので太魯閣国立公園にも寄った。原住民が作った小道があるらしいけど、どこにあるのか分からなくてけっこう探した末に諦めた。
そうして6時くらいにユースホステルに到着。台湾のユースホステルは安い!今日の宿は1000円ちょい。近くの店で夜ご飯を食べた。チキンと、卵とかいろいろ載ってる丼。うまいっ!
ロビーで中国人達が話してたので何言ってんのか分かんないから加わりづらいなと思っていると、今からジェンガみたいなやつで遊ぼうということになったみたい。誘われたのでありがたく参加した。一緒に遊んでいた香港の大学生の女の子がめちゃくちゃおしゃべりで、アクティブを通り越してアグレッシブなくらいだった。中国人・台湾人は初対面の人とでも物怖じせずによく喋る。日本とは違うなぁと思った。彼らとおしゃべりをしていたら、真夜中なのに「寿司を食べに行こう!」という話になり、寿司の屋台まで出かけた。「これはエビで~」みたいに一つ一つメニュー表の意味を教えてくれた。メニューはけっこう日本の寿司屋に近いかも?僕は魚の刺身を頼んだ。出てきた寿司は日本のにそっくりだった。わさびも入ってたし。おいしかった。明日もいっぱい走らないといけないので帰ってすぐに寝た。


台湾旅行記六日目
ユースホステルを9時くらいに出発。今日は前半がずっと山だった。左側には水平線が一面に広がり、右側は山!いい景色。だけどすっごくしんどかった。内陸を行くか海沿いを行くかで迷って、結局海沿いを選んだことを後悔した。バックパックが重たいので尻に負担がかかり、途中座れないほどに痛かった。こんなペースで160km走れるんだろうか!?何度か諦めかけ、バス停の時間を調べたりもした。でも対向車線から来る環島中の人や車に乗っている人から何度も応援され、気合いを入れて頑張ることができた。今日は距離を稼ぐ必要があったので、観光はせずひたすら台東まで走った。
南に行くにつれてだんだん暑くなってきたし、植物も南国っぽくなってきた。田んぼの稲の育ち具合もだんだん大きくなっている。
台湾の東部は原住民がいたようで、道中それっぽいオブジェがいくつか見られた。面白いな~、もっとのんびり日程を組むべきだった~~!野宿は海外なので極力避けたいと思い、基本毎日宿をとるつもり。だから途中で宿泊地の変更ができないのがネック。。
ナイトランに突入し、ユースホステルに着いたのは8時過ぎだった。11時間かかった。安全にたどり着けて良かった!桃園から来ている若者に連れられて、ご飯屋に行った。初めてバイクで二人乗りをした。台湾では二人乗りは一般的みたい。尻が痛くない!勝手に進む!速いっ!快適やあ~。
かなり疲れていたのでホステルに帰って、すぐに寝た。


台湾旅行記七日目
台東から墾丁(Ken ting)まで今日は走った。だから台湾の中央に陣取る山を越えなければならない日だった。海岸沿いを走っているときもずっとアップダウンが続く。左側は一面に広がる水平線、右側は緑が美しい山。すごく豪華な景色。
2時くらいに山のセクションが終わり、後は南下していくだけになった。快晴だった。南下して行くにつれ日差しが強くなっていく。カラッとした真夏って感じ。昨日ノースリーブで走っていたから両肩が真っ赤!シャワーが痛い。帰ってきたらみんなから「焼けたね~」って言われるだろうな(^-^;
5時くらいに墾丁に着いた。ここは台湾の一番南の町。めちゃ暑いぜ!!ビックリしたのは既に海水浴してるってこと。常夏?観光客も多いみたい。KenにLINEを送ってみると、「うらやましい!快晴の日に、綺麗なビーチ。夏の雰囲気を味わいな。」と言っていた。夜市も他の町より盛り上がってる気がする。本場の麻婆豆腐、おいしかった~(○´∀`○)唐辛子めっちゃ入ってた!
連日かなり走ってたんで今日は早めに寝て、ゆっくり休みます(^∇^)


台湾旅行記八日目
気づいたら8時過ぎだった。9時くらいに出発。朝ご飯はマックです。
昨日来た常夏の道を引き返し、高雄(Kaohsiung)を目指す。もうほんと、痛すぎてサドルに座れません(T_T)サイドバッグって尊い。
昼ご飯はセブンでパンを買った。安いし、購入しやすいので、(店で注文しようとすると、英語が通じないところはけっこう手間取るけど、コンビニは喋らなくても買い物ができる)けっこうコンビニを使ってる。パンの味は日本と変わらない。
しばらく走ってると「tour de Taiwan」の文字が!もしかして!!生で見られるかも!!!期待大!交差点ごとに警官が立ってるし、たぶんこの道通るんだろうな(^^)/
自転車を立てかけ、カメラを構えてスタンバイ。しばらくするとサポートカーが!そして三人ほどの逃げ集団がやってきた。プロの国際レースが生で見られるぞ!大興奮。
何分か後にメイン集団もやってきた。team UKYOの選手達が引っ張ってる。あ、NIPPOのジャージも見えた。ウキウキ(・∀・)一瞬で過ぎ去っていった。
これだけで今日は満足って感じだったけど、引き続き走ってると脇道に交通規制がかかってた。こっちも選手達が走るのかな?と思って入ってみると、なんとここはゴール地点で、数分後に向かってくるらしい。めっちゃラッキーやん!自転車を地面に倒して熱狂的な観客達と一緒にスタンバイ。先導車達がやってきた!しばらくしてゴールスプリントが目前で繰り広げられた。迫力が凄くて鳥肌ものだった。
ゴール後の内間選手と一緒に写真を撮ってもらった。幸せ!!
高雄のホステルに向かう途中で、1人の自転車乗りにすれ違った。彼はある日本の自転車旅をしてる人が好きで、いつか世界中を旅してまわりたいらしい。いろいろ話してたら一緒に夜飯を食べに行こうということになった。豚骨ラーメン屋。博多と味は変わらずとてもおいしかった。彼が「日本一周をいつかやりたい」というので、先輩として道の駅の存在を教えてあげた。
彼はとても優しくて親切な人で、「何か奢ってやりたい」と言って「ホステルでシャワーを君が浴びてる間に、おいしいものを買ってきてあげる!」と言って大きなタルト二個(不二家)と抹茶ミルクを買ってきてくれた。台湾は親切な人がほんとに多いと思う。いつか日本でまた会おう!と約束をした。
日本じゃあ「私英語喋れないから。。。」と言って外国人を避ける人が多いと思う。でも台湾では会う人ほとんどが、喋れなくてもなにか答えようとしてくれる。彼も会話はほとんどグーグル翻訳だったが、そうまでして僕に接してくれた。僕らは見習うべきだ。


台湾旅行記九日目
イーランで友達になったAndyが、台南の家に泊まりに来ないかと言ってくれたので、今日は高雄スタートでノンビリと観光しつつ台南に行く。
高雄市の公園や、美麗島駅という駅や、美術館や、蓮池譚という蓮が浮いている大きな池を観光した。高雄は台北に次ぐ台湾第二の都市なので、とても大きい。交通量も半端ないのでやはり原付から危ない目に遭わされた。
夜に台南駅でAndyと待ち合わせをした。夜市に連れて行ってもらった。野菜と牛乳のスムージー、鶏の唐揚げ、シューマイを奢ってもらった。ほんとにありがとう(^-^)(^-^)
それからAndyの姉が原付で迎えに来て、家に案内するからと、原付の後を12kmに渡って必死に追いかけた。なかなかない経験。あんまりもうやりたいとは思はないけど。
明日は台南で一日観光します(^^)/


台湾旅行記十日目
昼過ぎまで、Andyに台南のいろんな名所に連れて行ってもらった。Andyが運転する原付の後ろに乗って。ずっと二人乗りをしていると、だんだんと一人しか乗っていないバイクが寂しく思えてくるようになってきた。なんかこの感覚はヤバい気がする(・_・;)
台湾で信仰の厚い「妈祖」という神様を祀っている神社に行った。Andyに拝み方を教わりながら、線香でお祈りをした。(いい旅になりますように。無事に日本に帰れますように。)他の文化の宗教儀礼を学ぶのはとても楽しくて興味深い体験だった。当然といえば当然だが、台湾では十二支が宗教に深く関わっていて、至る所で十二支に関係のある飾りを目にすることができた。
おいしいものもたくさん食べさせてもらった。台南は小吃(スイーツ、おやつ)でも有名な場所で、豆腐を牛乳に浸した甘いおやつや、何かのフルーツのジュースや、その他もう食べられないってくらいにおやつやご飯を食べさせてくれた。ほんとに優しい人だ!!
昼過ぎにいったん家に帰って、疲れたので昼寝。夕方の6時くらいに起きた。夕飯にインスタントラーメンと水餃子をいただき、その後、AndyとAndyの姉ちゃんと三人で、ライトアップが綺麗な美術館にサイクリングに行った。その時思ったのが、姉ちゃんの運転がけっこう荒いこと。お国柄が違えば怒られる運転だなと思いつつ、でも景色が凄く綺麗で楽しかった。帰り道Andyはずっと一人で鼻歌を歌っていた。
地元の人に案内されながら観光できるなんてなかなかない経験で、とても充実した一日だった(・∀・)


台湾旅行記十一日目
Andyの姉ちゃんが次の目的地の近くまで着いてきてくれるそうで、一緒に二人で走った。途中で草むらから犬が4匹飛び出してきて吠えながら追っかけてきたのは本当に怖かった。狂犬病には罹りたくないっ!!
それはそうと、朝も昼も、いろんなおいしいご飯をおごってくれた。ほんとに申し訳ないくらい食べさせてもらってます。常にお腹いっぱいってくらいに。聞くと、彼女は学生時代のオーストラリアでのワーキングホリデーで、同じようにたくさんの人たちから親切を受けたらしい。だからそのおかえしだと。自分もお金を稼ぐようになったら、たくさんの人に、特に若者に親切をしようと心に決めた千々和でした。将来金持ちになりたい。
セブンイレブンで何回も休みまくってたら、時間がなくなってきた。実は華蓮のユースホステルで出会った若い兄さんにLINEで、「嘉義に来たら、時間があったら泊まりに来なよ!」と言われていたのだ。4時に嘉義公園に行くって言っていたので、急がなければいけないので、申し訳ないけれど姉ちゃんとは途中でお別れ。二日間ほんとに楽しかった、ありがとう!!!
嘉義公園で兄さんと待ち合わせをした。彼の名前はKenny。大学卒業し、兵役にとられる前の1年間は空き時間なので、いろんなところに旅行に行っているそうだ。台湾ではすべての男子は1年2ヶ月、兵役に着かねばならないらしい。以前にあった人々と喋っているときもこの話が出て、驚かされた。
Kennyの家に荷物を置いて、夕飯を食べにいった。お腹いっぱい食べた後、夜市を観光しに行った。杏仁牛乳めちゃうまい。ごちそうさまです(*^^*)
町を二人で歩いているとき、日本式家屋がけっこうあった。昔日本人が住んでいたそうな。見たことないのだけれど、映画KANOの舞台でもあるそう。今度見てみようっと。夜の嘉義の裏道は、静かで落ち着いていて素敵な場所でした。
映画「聲の形」が台湾で上映されていた。日本で見逃したんでみようと思い、Kennyと二人で映画館に来た。でももう8時すぎてたから今日の上映終わってたよ!くそぅ。また今度映画館行こ。映画館のそばの公園がとってもムーディだった。
そんな感じでKennyの家に帰ってきた。家のテレビにカラオケが着いてるから歌おうぜってなったけど、曲表みたらほぼ演歌しかない!歌えませぇーん。大きな古時計があったのでそれにした。Kennyは台湾語の歌を入れてたけど、知らない歌だった。でも楽しかった。
Kennyの手提げにカオナシのキーホルダーが付いていたので聞いてみると、「カオナシは何でも手に入れたがった末に、すべてを失った。だから僕は自分を戒めるためにこのキーホルダーを付けているんだ。」と言っていた。なるほど、そんな見方をしたことはなかった!
何カ所か台湾の家に泊まってみて、気づいた共通点は家が広いってこと。Andyの家は三階建てだったし、Kennyの家は四階建てだ。しかも二つの家ともシャワールームが各階についている。ってことをKennyに言うと、「なんで日本はそんなに家が小さいの?」と聞かれた。すげーな台湾!


台湾旅行記十二日目
気持ちのいい天気の朝。Kennyと一緒に朝ご飯を食べ、9時前に出発。嘉義から90kmほど離れた台中まで走った。真っ直ぐに伸びる一号線。周囲の景色は田んぼばかりで脇に逸れる道はなく、「カントリーロード」の日本語の歌詞がぴったりな道だと思った。10日目を過ぎたあたりから、実は少し日本に帰りたさが出てき始めていたのだけれど(Country roads, take me home, to the place I belong)、昨日の夜が楽しくてすっかり元気になっていた。ありがとう。
台湾では自転車乗りにたくさん会うけど、この道は環島の主要な道なので、今日は特にたくさんのサイクリストたちとすれ違った。ツアーでやってる人たちがほとんど。滅多に個人はいないし、話しかけてみてもたいてい台湾人。「加油(頑張れ!って意味らしい)」と声をかけられすぎて単語を覚えた(^-^)
熱中症になるんじゃないかと言うくらい昼から暑くなってきた。コンビニとかご飯屋さんで一休み~~のんびり行きましょう。
炎天下の中、5時くらいに台中の宿に到着。すぐシャワーを浴びた。そして夜市に遊びに行った。ほぼ毎日夜市行ってるなー、台湾は楽しい。
その後、昨日見そびれていた映画を見に行った。日本で上映してる間に行ってなかったんだよね。「なにか学生だと証明できるものはありますか?」と聞かれ、鹿大の学生証を見せたらOKだった!なんか嬉しい!!
映画館でのマナーも、文化差が現れていた。上映中にあちこちで喋ってる人がいるし、みんな大きな声で笑ったり、リアクションをとっている。ビックリした。
明日は一日台中に滞在して観光します(^^)/


台湾旅行記十三日目
ホテルで出されたサンドイッチを食べて、午前中はだらだらした。
昼前から行動開始!メニュー表見てどんなものかわからないけど適当に注文。
それから台中の町中を適当にぶらぶらした。オペラハウス、広場、などなど。綺麗な町だった。
5時くらいにいったんホテルに戻り、7時過ぎに夜市に行ってご飯を食べた。
特に何もしない日だったけど、充実していて楽しかった!


台湾旅行記十四日目
今日は旅のスタート地点、台北駅まで戻ります。つまり走るのは今日で最終日。170kmほど。
昨日レーパンを買ったので本当に助かった。これまで痛すぎて乗るのが億劫だったから。(←もっと早めに買っとけよ!)コンビニで買ったパンやお菓子をフロントバッグに詰めて、朝7時に出発!
日本と同じく、朝と夕方の通勤ラッシュ時間は人がめちゃくちゃ多い。日本より車や原付の運転が荒いので、慎重に進もう。と思っていると、さっそく原付が事故を起こしていた。
田舎の田園風景が広がる道で、段々になった田んぼが綺麗だった。
おとといと同じく、昼過ぎからとても暑くなる。蒸し暑くない真夏という感じ。ご飯屋さんへ避難!こんな暑い中頑張るねぇ、ってことで、お茶をサービスしてもらった!
一休みしてから午後の部スタート。のこり90kmくらい。道はほぼ平坦だからなんてことはないけど、暑さがけっこう響く。
しばらく走っていると、自称環島応援の会会長っていうおじさんに出会った。「環島中!我愛台湾」みたいなことが書いてある短いタスキをもらって、写真を撮ってもらったところまではいいんだけど、「あなたの今日の宿までついて行きます」なんて言い出したので、これは怪しいと思い「いや、いい」と言ってすぐに別れた。怖っ!後で名前を検索してみたが、引っかからなかった。うーーん。。本物かもしれなかったけど、怪しいと思った人にはついていかない。死にたくないから。
別れて逃げるように走っていると、この旅で初パンク。チューブもっといてよかった!今回、タイヤがマウンテンバイク用の太さなのだけれど、それについて感じている利点は「パンクしにくい」「タイヤがリムにはまりやすい」の2点。でも個人的にはツーリングには向いていないと思う。なりより進むのが遅いし、坂が重い!そんなに無理なギアで進んでたつもりではないのに右膝が痛くなった。おかげで太もも筋がパンプアップしたぜ。
午後6時。桃園にやってきた。あと30kmくらいかな?お腹空いたので豆漿店(夕方から朝にかけて開いてるご飯屋さんらしい)へ。お客さんみんなに注目された。汚い格好でほんとすいません…(・_・;)
桃園、台北は都会で、さらに帰宅ラッシュアワーも重なり、交通量が半端ない。警察が交差点ごとに立ってたりする。目の前で三台の原付がまた事故ってた。絶対死なずに台北駅までたどり着いてやる!と、気を張って慎重に走った。ライトの充電保ちますように!
そして午後8時31分!ついに!ようやく!台北駅に帰ってきた!台北駅の特徴的なライトアップを見た瞬間、二週間前に好奇心と不安な気持ちでこの光景を見たなぁ、と思い出し、感無量だった。いきなり疲れを感じ始めた。14日間張っていた緊張が解けたんだと思う。島を一周したら元の場所に戻るという当たり前のことに、こんなに感動するとは思わなかった。
明日までが旅なので、まだ緊張を保って、無事に帰ります。台湾一周、環島達成。


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