2022年58日(日) 田の神様に会いに行こう!

 

今回は、中学生1名・高校生1名含むご家族3名

山田2名 計6名 電動自転車でサイクル散歩。

 

日本には、八百万(やおよろず)の神々がおられます。

そう、農業の神様は田の神様です。

そして、石像としてまつり、田んぼを守ってもらっているのは、旧薩摩藩のみです。

田の神様は、薩摩独特の文化なのです。

あなたの近くにも田の神様はきっとおられます。

 

近所の田んぼを探してみてください。

 

3年ほど前から始まった、田の神サイクリング。

小学生だった歴史探検隊の隊員はもう中学生になりました。

これをきっかけに田畑を見つけるたびに田の神様がいないか探します。

田畑にたたずむそのお姿を見かけると挨拶せずにいられません。

ここ知覧の田の神様たちは、七福神に近いいでたちです。

今回、南九州市知覧町でアシスト自転車をお借りしました。

 

AM10:40 武家屋敷保存会前をスタートし、下記の順番で廻ります。

田畑をお一人で見守る田の神様。

夫婦なのか、親子なのか2人で見守っておられる田の神様。

そして、色々な表情のお顔やお姿から感じられる不思議なオーラ。

それぞれに表情が違います。

風雪にさらされ、さらに昨今の排気ガスのためにお顏の傷んでしまった田の神様も多くおられます。

 

その中で作られたころの美しい姿をとどめているのは、

塗木の田の神様・上木原の田の神様・加治佐 古河の田の神様です。

加治佐のもう一人の神様は、独特のお顔をしておられます。

その昔、宇宙を守っていた? 空を歩くあの方。

弟子に宇宙をお任せになり、この地を守るために知覧にやってこられたのか?

そのお方はヨーダ。・・・そのお姿を見ると想像はさらに膨らみます。

また、5月は茶摘みの季節、機械がお茶を囲い込みながら摘んでいる様は、まさにスターウォーズの世界観。

機械が白であれば、全地形用装甲歩行兵器が茶を摘んでいます。

さらに妄想が膨らみます。雨が降り強風が吹けば、映画の世界。ちょっと得した気分になりました。

 

今回の工程を終了し、自転車を返却。武家屋敷内をぶらり散歩。

最後に武家屋敷 高城邸の田の神様にもお会いできました。

田畑のある場所からこちらに引っ越してこられたのは間違いありません。

 

しかし、田畑を守ることからこの地を訪れた人に幸せを与えようとしている、明るさが伝わってくる。

見ているだけで幸せを感じる田の神様です。

 

 

今回、私たちは約38kmで4時間ほどかけてゆっくり廻りました。

皆さんも、エリアを決めて何回かに分けて廻られてはいかがでしょうか。

途中、遠くには開聞岳。そして きれいな茶畑を見渡せる、見所満載の田の神コースでした。

 

只今、南九州市知覧には電動アシスト自転車でシェアサイクル「茶巡チャーリー」

各所に10台、計30台設置されています。

無理なく田の神様巡りもできますよ。

夫婦や親子・家族で、また友達と一緒にチャレンジしてみてくださいね。

 

学生のみなさん、夏休みの自由研究にしてみても面白いし

これから来る収穫の秋。田の神様が張り切る季節です。

田の神様に、会いに行ってみてください。

 

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