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~桜島サイクリング~
9月12日 県議会議員3名の方と桜島へサイクリングコースの視察へ行ってきました。
レインボウ桜島前に10時に集まり、歴史探検隊の4名と反時計回りで走ります。
ロードレーサー4名 アシスト自転車2名 クロスバイク1名という構成でした。
林隊員がクロスバイクというのは走力のバランスを考えると林君いい判断 ありがとう。
林隊員の道案内でまずは渚遊歩道へ。 ここには、桜島を読んだ句碑が多数あります。
さらに、素晴らしい絶景スポットがいくつかあります。車で来てもここは周れません。
その後、長渕剛コンサートがあった会場へ。
鹿児島歴史探検隊の隊長が当時3歳の時に、コンサートが開催されたようです。
時が流れるのは早いものです。
「この場所もすごい」海を隔ててみる鹿児島市は絶景です。
またここから見る桜島も迫力があり見ごたえがあります。
文学が好きな人は、一つ一つ句を読みながら周り、風景を楽しんでいると1~2時間は直ぐ過ぎるでしょう。
私たちは駆け足で回り、旧改新小学校へ。
ここには大正大噴火、改新貝塚などの資料もありました。
しかし私は、林芙美子さん、ゆかりの資料が目的でした。
初めて見る林芙美子さんの写真は、ハイカラな雰囲気で美人な方でした。
自筆の句、迫力ありました。
また、彼女の自伝小説を描いた「放浪記」
その舞台で本人を演じた森光子さんが改心小学校の方に宛てた手紙が展示されていました。
改心小学校へは車でも行けます。一度は寄ってほしいところです。
改新小学校を出て10分ほど走り、昭和火口が見える展望所でトイレタイムとエネルギー補給の休憩をとりました。
ここの売店は「なにかいい」「うーーん」しいて言えば、桜島の方のゆったりとした雰囲気がいい。また来たい。
そしてここから先に大正大噴火で桜島が大隅半島とつながった瀬戸地区があり、そこを通過します。
高校生の時はじめてこの場所を通過したときは一面真っ黒の溶岩でした。途中の入江などもところどころ、硫黄なのか黄緑色に変色した水面があったのをおぼえています。しかし今回ゆっくり回ってみてみると、まわりは緑に囲まれてあの頃の、風景はなくなっていました。
そして、黒神神社到着。 埋没鳥居、1m以上の降灰で上の部分しか地上に出ていません。
大正三年の桜島大噴火この時、大隅半島と島がつながってしまい、鳥居がここまで埋まってしまう。
このあたりが大噴火で一番桜島の被害を受けたところのようです。
そして歴史探検隊の1人として思うことがあります。
この地区には幕末、薩摩藩の瀬戸造船所があったはずです。
「昇平丸」初めて公的に日の丸の旗を掲げた船の造船所がここのどこか溶岩の下に埋もれています。
ポール1本造船所跡の目印が欲しいと思っています。
ここ黒神を出ると。平地がなくなり上りと下りの繰り返しになります。
先頭を走っている、林君のちょっとセーブするというスイッチが不調になったのか、若干スピードが上がります。
この若干が、オジサンにはきつい。遅れ気味になりながら何とかついていく。
このあたりで、アシスト自転車とロードレーサーのチェンジがありました。
アシストに乗り換えた議員が私の横を「なんじゃこりゃー」と言いながらすごいスピードで坂を上っていきました。
あの声が今でも頭に残っています。
おじさんにもアシストが、でもプライドも。
というわけで一番きついこの区間を自力で走り、
あとは平地区間、海を隔てて自分の住んでいる街を見ながら走ります。
自転車に乗って見る、非日常の風景はなにか新鮮です。
そしてゴール。
2時間ちょっとのサイクリング。
ぶらぶらした割には意外と速い。
後半スピードアップしたせいか?
本来は2時間半コースだと思います。
最後に・・・。
このサイクリングの4日前には桜島が爆発的噴火を記録。
噴煙が山頂火口から上空約5500mにまで達したと報じられていました。
当日まで天候や降灰を気にしていましたが、この日は青空。
桜島も静かで最高のサイクリング日和になりました。
一緒に走っていただいた県議の皆様に感謝いたします。楽しいサイクリングをありがとうございました。